「KalmX」シリーズより「GeForce GTX 1050 Ti KalmX」が発売
Palitファンレスグラフィックスカード「KalmX」シリーズから二年ぶりに新作「GeForce GTX 1050 Ti KalmX」が登場しました。
ワットパフォーマンスに定評のあるGeForce GTX 1050 TiをGPUに採用した今作は、超静音駆動でありながら、フルHD/60fps解像度まで快適に楽しめる仕様となっています。
主な特長・所感
長所
- ディスプレイ出力はDisplayPort1.4×1、HDMI2.0×1、DualLink DVI-D×1の3系統
- デジタル出力は最高4,096×2,160ドットの高解像度表示が可能。4KクラスのフルHD液晶を楽しめる。
- ファンレスモデルにありがちなメモリバス幅制限、クロックダウンは無い
- 「GPU Boost 3.0」において、コアクロック最高1,733MHzを記録。
短所
- 負荷をかけるとケースファンを回さない限りコア温度がすぐ上昇してしまう
- ファンレスのため静音PCではあるが、若干冷却力不足か
- ヒートシンクの部分が風がサイドから出入りするためフロントファン、リアファンを自然な流れで冷却するのが難しい。
所感
ファンレスのためやや冷却不足と感じるものの、
冷却性能には大型アルミニウムフィンとφ6mm×2本のヒートパイプを組み合わせ、冷却効率が出来るだけ上がるよう工夫されています。
また低発熱の「Super Low RDS(On) MOSFET」や「高品質フェライトコアチョーク」等で構成される電源回路、寿命の長い個体コンデンサ等
高品質なコンポーネントを搭載し、耐久性にも配慮されている仕様です。
ファンレスモデルの多くが、ディスプレイ出力を拡張を主としたものが多く、最新のオンボードグラフィックスと比較するとやや性能が落ちる印象ですが
NVIDIA Pascal初のファンレスグラフィックスカードとして発売された「GeForce GTX 1050 Ti KalmX」は
「GPU Boost 3.0」において、コアクロック最高1,733MHzを記録しました。また、省電力性も高く、高負荷中の最高値も120w前半までしか上がらないという結果もあります。
フルHD解像度の高画質設定でも難なくパフォーマンスを発揮できるため最新ゲームも問題なく楽しめるグラフィックボードとなるでしょう。
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製品基本スペック
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti |
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コアベースロック | 1,290MHz |
ブーストクロック | 1,392MHz |
CUDAコア数 | 768基 |
メモリクロック | 7,0000MHz |
ビデオメモリ | GDDR5 4GB |
メモリバス幅 | 128bit |
出力インターフェイス | DisplayPort1.4×1、HDMI2.0×1、DualLink CVI-D×1 |
VGAクーラー | 2スロット占有パッシブヒートシンク |
バスインターフェイス | PCI-Express3.0 (x16) |
補助電源 | 非搭載 |
消費電力 | 75W |
外形寸法 | 182×142mm |